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今をコツコツ在ることが、生きる、いや生かされている自分なのです。 あるがままの自分が「今、丁寧に、在る」。 そのままの自分を、そのままの自分が「知り得た」時、 これが求めていた答えだと納得しました。 有難く存じます。すべてのご縁に感謝を致します。
2024.03.29 Friday
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2008.06.18 Wednesday
ざわざわは、20歳代前半に摂食障害の症状が現れました。自分を信じることができずに不安で不安で、どうしようもなく、食べて吐いてを繰り返し、30歳で死ぬことを決めていたほどでした。

摂食障害と言いますと「食の病気」だと思われがちですが、これは摂食の病ではなく、行動の病気であり、感情がコントロールできないんですね。
人からどう見られるかということにとらわれて、世間の枠にはまらない自分の感性に自信がなくて、いつも不安でおびえているんです。
自分の存在を認めてもらうために、理想の自分を演じて、現実の自分がわからなくなるんです。
過食は、転ばぬ先の杖のように、それがないと自分がつぶれてしまいます。
自分の逃げ場でもあり、赤ちゃんがお母さんのおっぱいを吸う行為と同じで、頭を真っ白にしたいんですね。
ざわざわは、拒食から、嘔吐のある過食でしたが、摂食障害は100名いたら、100通りの症状があるほど、その人によりさまざまですね。

拒食が始まったのは、社会に初めて出て、それまでの優秀で良い子を保つのが崩れ始めた頃でした。
看護師として大阪府内の病院に勤務してすぐだったのですが、責任を負うという大人になれなかったんですね。
怖くて仕方なかったんだろうと思います。


私は、初めは食べないだけだった。自分でもわからなかったが、食べないだけだった。体重はどんどん落ちて三十キロ台になり、一年ほどで過食へ移行、排出行動も同時に始まった。そして、体重をコントロールすることに捉われはじめた。かたくなに閉じて、自分の世界に没頭していた。
ひたすら強迫的に食べて吐くだけだった。不眠は当然のように不安を増大し、もっともっとと強い睡眠薬を希望していった。今考えると、あれだけ服用しても眠れなかったのかと不思議でたまらないが、夜中に目が覚めるのが恐怖なのである。そう過食が始まると恐いのである。あの時代は、コンビニというものはなく、夜中に食料を手にいれるのができなかったこともあって、常に食べ物をキープしていた覚えがある。いつ過食の衝動が始まるかもしれない。そう、自分を信じていなかったのであろう。一番身近にいる存在が、一番信じられなかったのだ。
「死んだら、アカン」より抜粋。
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プロフィール
HN:
岡本理香
年齢:
60
性別:
女性
誕生日:
1963/07/29
職業:
精神作家・正看護師
趣味:
整理整頓
自己紹介:
岡本理香
精神作家&看護師&心ざわざわ理事長
1963.7.29生、AB型
大阪出身、現在神戸六甲山に在住、有馬温泉傍
整理整頓・ジクソーパズル・捨てることが特技
田原俊彦さんのライブ鑑賞が生きがい
向日葵・マリリンモンロー・真っ赤が好き
高嶺の花を羨むより、足元の豆を拾えが口癖
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