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今をコツコツ在ることが、生きる、いや生かされている自分なのです。 あるがままの自分が「今、丁寧に、在る」。 そのままの自分を、そのままの自分が「知り得た」時、 これが求めていた答えだと納得しました。 有難く存じます。すべてのご縁に感謝を致します。
2024.04.25 Thursday
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2008.11.13 Thursday
回復へ向けて歩んでらっしゃる皆様へ 

著書、冊子や資料をお読みいただきたく存じます。岡本理香がサポートさせていただいていますメール日記心理療法は、素直に感じることを知りながら、頭で考えるよりも 、体を動かして、無意識の部分を意識させていくメールで書く日記療法です。過食や体重の話はしないこと(文字も使わないこと)、良い子にならないことや返信を期待しな いことを前提に、自分の行動と感情を言葉で表現していきます。今日、動いたことを書くもので、今を丁寧に過ごすことを意識してその日を過ごしていきます。今の自分を見ます。現実を意識して過ごします。自分と向き合うとは、ここでは、「知る」ただ「知る」だけです。認めたり、受け入れたりするのではなく、「知る」だけでいいのですよ。感情は入りませんね。行動のみです。
 「知らないうちにしていた」ということがあります。夜中に無意識に食べ、他にも気が付けばしていたという諸々がありますね。これは、無意識の部分に抑え込んだ「自分の中の認めたくない、自分だと知りたくない、腫れ物」なのですね。意識が中途半端になると、癖のように出てしまいます。 頭を真っ白にしたい。赤ちゃんに返りたいという摂食障害の症状もこれなのですね。だからこそ「日々の生活を丁寧に意識する」ことが大事になってきます。癖を直すのとほぼ同じですね。
 今、生き辛さを抱えている方が多くなり、「自分が○○している」という現実を避けようとします。他人事になり、色々な自分がいるのに、一人の人間に繋がっていないので す。資料にもありますが、「倒錯」という諸々の感情を受け止めずに快楽で消したい、心の中の不安、悲しみ、苦悩、葛藤を行動や行為で、発散し排出するのですね。著書「 死んだら、アカン」の後半の部分に記載していますが、~としての自分、アイディンティティ(自己同一性)の確立を、このメール日記心理療法で、体得していただいています。
 時間がかかります。本来は十数年かけて大人になる歩みを、凝縮して進める根気のいるコツコツ作業です。継続が苦手な白か黒かの完璧主義の皆様には、しんどい作業ですが 、少しずつ気付くことが増えていきます。現在、日々取り組んでくださっている方々は、直ぐに結果を出したい心境を、経過を大切にする生活へと繋げて、摂食障害回復への階段を、私と気長に上っていただいています。これも私、丸ごと私。どんな感情を抱いてもいい、どんな自分でも、全部自分なんだと。
 人間は、時間をゆっくりかけて大人になる階段を、それぞれのペースで上りますが、痩せを追求する感覚は、自分のその段階を知っているからであること、内面のレベルに合 う外観へのバランスを図っていることが考えられます。だからこそ、再教育の大切さと、治療者だけでなく、親御様も、そして、ご本人も目に見えない「愛」を「信」と重ね 合わせて、少しずつ一緒に歩んでいただきたいと思います。長い目で、ゆっくりと、「私は私」。
 そして、よく言われますが、心の愛情飢餓状態ですので、まだまだ甘えたい子供です。大人になれず、現実を怖がっています。いつも見捨てられ不安があり、感情の起伏の激 しさ、白か黒か、完ぺき主義、衝動性や不安など、自分をコントロールできなく、自分が自分に振り回されます。幼少時からの良い子は、経験が不足しており、失敗を非常に 怖がります。 失敗してそれを積み重ねて、体得するという経過を、今から積み上げていきます。頭で生きないで、体で動き覚えていくことをしていきます。過食は現実逃避、転ばぬ先の杖なのです。自分の感情を麻痺させるために過食をします。逆にそれがあるので、生きていられるのです。感情を抱くことをしない方も多く、無意識に生きている感覚なのですね。
 まず、知ることから始めていただきたく思います。自分の位置を知り、失敗を重ねながら、少しずつ体験を増やして、大人になる過程を一緒に歩んでいきましょう。 親御さんには、理解していただくのは無理ですので、知るだけでも十分なのです。「いつも見守っているよ、やってごらん。そのままでいいのよ」と安心感と親御さんの「アイ(私)メッセージ」を贈ってあげてください。「お母さんは、こう思うの」「あなたはどう?」。娘さんと同じように揺れずに、感化されずに、どーんと構えて、信=愛を 贈りながら、温かい無関心で見守ってあげてくださいね。
 回復は、後で気付くものです。すべて自分だと丸ごと知った時が必ずまいります。時間はかかりますが、「反省すれども後悔せず」「人のせいにしない、いい訳をしない」、 そして、焦らない、諦めない、慌てない、ゆっくりとお願いいたします。
 「足元の豆を拾うには、足元を見ないと、豆が見えませんね」。「今を生きないと、いつ生きるの?」と自分に語り掛け続けてくださいね。コツコツ歩くことが、自分の明日 へと繋がるのですね。今の歩き方、間違っていないですよ。きちんと歩いてらっしゃいますよ。プライドと負けん気は、少しの間、引き出しに入れて、ゆっくり「今」を丁寧に意識してみましょう。 「本当に転がった者は、起き上がる時は何か得をしている」。
 心ざわざわは、いつでもここにいます。ここでそっとあなたを見守っています。  NPO法人心ざわざわ 岡本理香

◇過去や世間体より、今が大事 必ず改善されることを信じて、焦らずに名脇役的存在でいてくださいね。
一番辛いのはご本人ですので、今の状態をそのまま受け入れてくださいね。
治す力はご本人にありますので、信じて、その力を引き出すことを大切にしてくださいね。
健康だったらと思ったり、将来を不安がるよりも、今できることを、一緒に考えてくだ さいね。
今、心の成長過程にありますので、時間をかけること、そして一喜一憂しないようにお過ごしくださいね。
ハードルは、必ずできることに設定し、出来たことはしっかり褒めてくださいね。
子供みたいにと思わず、会話やスキンシップの時間の大切さを感じてくださいね。
趣味、お手伝いやバイトなど、食事や症状以外のことにも目を向けてくださいね。
ご家族の個々の時間も大切に、ストレスを発散してくださいね。
状態や状況に応じて、ご家族でルールを作り、修正しながら進めてくださいね。
心身だけでなく経済負担も辛くなる前に、専門機関、相談所、自助グループなどを利用 してくださいね。
過去を振り返る時間より、今できることを考えていく時間を大切にしてくださいね。

◇大切にしたいこと
○日常生活をきちんとすること。
○自分の感情をそのまま知ること。
○できることから、小さな目標をたて、コツコツと継続させること。
○食べ物と闘わず仲良くすること。
○視点を変えて考える癖をつけること。

◇今を見つめてごらん
○今、この瞬間を、今大事にすること。
○今、できることを、今始めること。
○今、できたことを、今褒めること。
○今、感じたことを、今言葉にすること。
○今、目の前の自分を、今知ること。
○そして、今のそのまんまを、すべて受け入れること。
あなたって、本当に素晴らしいんですもの。   著書・冊子より抜粋
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プロフィール
HN:
岡本理香
年齢:
60
性別:
女性
誕生日:
1963/07/29
職業:
精神作家・正看護師
趣味:
整理整頓
自己紹介:
岡本理香
精神作家&看護師&心ざわざわ理事長
1963.7.29生、AB型
大阪出身、現在神戸六甲山に在住、有馬温泉傍
整理整頓・ジクソーパズル・捨てることが特技
田原俊彦さんのライブ鑑賞が生きがい
向日葵・マリリンモンロー・真っ赤が好き
高嶺の花を羨むより、足元の豆を拾えが口癖
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